不動産クラウドファンディングおすすめ比較ランキングTOP18!投資家目線での選び方も徹底解説【2025年最新】

  • 「おすすめの不動産クラウドファンディングを比較して検討したい」
  • 「不動産クラウドファンディングの比較ポイントや選び方が知りたい」
  • 「不動産クラウドファンディングのメリットやデメリットが知りたい」

上記のように考えている方は、この記事がおすすめです。

不動産クラウドファンディングは、少額から不動産投資を始められるとして、多くの投資家が近年注目しています。

一方で、サービスを提供する事業者が増えたこともあり、不動産クラウドファンディングのおすすめが知りたい、比較ポイントやメリット・デメリットが知りたいという方も多いでしょう。

この記事では「おすすめの不動産クラウドファンディング19選から比較ポイント」まで詳しく解説していくため、ぜひ参考にしてください。

不動産クラウドファンディング比較のまとめ
  • 運営会社の信頼性や安全性は必ず確認
  • 新規ファンドや募集口数が投資機会を左右する
  • 想定利回りと運用期間は重要な比較ポイント
  • 優先劣後の比率はファンドごとに違う
  • 少額投資だからこそ手数料で比較する

総合的な不動産投資のおすすめ比較を見たい方は下記の記事も参考にしてください。

目次

不動産クラウドファンディングの比較ポイントや選び方

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不動産クラウドファンディングは、様々な事業者が提供していますが、想定利回りはもちろん新規ファンドの多さ、募集口数などは異なります。

また、優先劣後の比率をはじめ運営会社の信頼性も異なるため、不動産クラウドファンディングを始める前に、以下の比較ポイントを確認しておきましょう。

運営会社の信頼性や安全性

不動産クラウドファンディングを比較する際、運営会社の信頼性や安全性は必ず確認しましょう。

特に運営事業者の運営年数や上場の有無、過去に元本割れを起こしていないのかなどは信頼性において非常に重要です。

また、運営会社の資本金を確認しておけば、急な倒産などを心配せず、安心して不動産クラウドファンディングに出資できます。

不動産クラウドファンディングは、まだ歴史の浅い新しいサービスだからこそ、運営元の情報は細部まで確認しておきましょう。

新規ファンドの多さ

不動産クラウドファンディングを比較する際、年間の新規ファンドの多さを確認すると良いです。

不動産クラウドファンディングは多数ありますが、毎月新しいファンドが募集されるサービスもあれば、数ヵ月に1度しかないケースもあります。

新規ファンドの数が多いと、それだけ出資先の選択肢が増えるため、比較して納得したうえで参加できます。

また、近年不動産クラウドファンディングは人気が高まっていますが、新規ファンドが多ければ、出資できるチャンスも増えるでしょう。

そのため、不動産クラウドファンディングを選ぶ際は、新規ファンドの多さを比較してみてください。

募集口数

不動産クラウドファンディングを比較する際、ファンドの募集口数を確認しておきましょう。

募集口数とは、ファンドにおいて投資家が購入できる枠の数のことです。

例えば、1,000万円を1口あたり1万円で募集した場合、募集口数は1,000口となります。

一方で、1,000万円を1口あたり10万円にした場合は、募集口数が100口となります。

つまり、募集口数が多いほど投資家が出資できるチャンスが増えるため、ファンドに参加しやすくなり、資産運用もスムーズに行えるのです。

サービス単位ではなく、ファンドごとに募集口数は異なるため、新規ファンドの多さと合わせて確認しておくと、投資しやすい不動産クラウドファンディングが見つかるでしょう。

優先劣後方式の比率

不動産クラウドファンディングを比較する際、優先劣後方式の比率を確認しましょう。

優先劣後とは、不動産クラウドファンディングにおいて、運用終了後に損失が発生した場合、事業者側の出資金(劣後出資)を先に補填する仕組みです。

つまり、不動産クラウドファンディングにて元本割れが発生したとしても、優先劣後方式によって、投資家のリスクは最小限に抑えられているのです。

そのうえで、不動産クラウドファンディングではファンドごとに、優先劣後の比率が異なるため、比較が必要となります。

例えば、年間の不動産価値の変動を考慮すると、1年以上の運用期間である場合は、30%以上の劣後出資を目安にすると良いです。

1年未満の場合は、10%未満の劣後出資であっても、比較的リスクが低いファンドと言えます。

このように、運用期間と優先劣後の比率を比較したうえで、目的に合った不動産クラウドファンディングを見つけると良いでしょう。

想定利回りの高さ

不動産クラウドファンディングを比較する際、想定利回りの高さを確認すると良いです。

不動産クラウドファンディングでは、一般的に3~5%前後の利回りが期待できますが、実際にはファンドにより大きく異なります。

例えば、数ヵ月の売却益(キャピタルゲイン)を狙うファンドの場合は、想定利回りが10%を超える場合もあります。

また、3年以上の中長期型のファンドの場合は、4%以上の想定利回りであれば、比較的高水準と言えます。

利回りが高いほど良い訳ではありませんが、不動産クラウドファンディングにて特にリターンを重視したい場合は、重要な比較ポイントとなるでしょう。

募集ファンドの運用期間

不動産クラウドファンディングを比較する際、募集ファンドの運用期間を確認しましょう。

不動産クラウドファンディングは、一般的に2~3年前後の運用期間が多いですが、サービスにより傾向は異なります。

例えば、数ヵ月の短期間運用のファンドがメインの場合は、売却益(キャピタルゲイン)が主な利益となります。

利回りが高く比較的短期間で利益が得られますが、リスクは高まる点には注意が必要です。

一方で、3年以上の中長期運用のファンドでは、売却益だけでなく毎月の分配金(インカムゲイン)も期待できます。

短期運用よりも利回りは低くなりますが、その分リスクを抑えた確度の高い不動産投資となるのです。

募集ファンドの運用期間は、不動産クラウドファンディングサービスごとにより傾向があるため、自身の投資目的と照らし合わせて選定すると良いでしょう。

物件や周辺情報の充実度

不動産クラウドファンディングを比較する際、募集ファンドにおいて物件の情報、周辺環境の情報が充実しているかを確認しましょう。

不動産クラウドファンディングでは、個人投資に比べて多彩な使用目的を持った物件に対して投資できます。

一般的な賃貸物件もあれば、ホテルや商業施設、学校や保育園などの社会福祉施設などもあります。

物件の使用目的により、運用期間や想定利回り(インカムゲインとキャピタルゲインのバランス)の目安や妥当性が異なるため、詳細なデータが公開されているかは重要な選定基準です。

また、賃貸物件であれば最寄り駅へのアクセスのしやすさ、ホテルであれば観光地や商業施設への距離など、不動産の運用目的により確認すべき周辺情報も異なります。

そのため、不動産クラウドファンディングを選ぶ場合は、物件だけでなく周辺環境の情報が充実しているかも、確認して比較すると良いでしょう。

不動産クラウドファンディング19選を一覧表で比較

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不動産クラウドファンディングとひとくちに言っても、取り扱い物件や想定利回り、運用期間など特徴は様々です。

そのため、まずは以下の一覧表を確認して、気になる不動産クラウドファンディングをいくつかピックアップしてみましょう。

サービス名想定平均利回り特徴
COZUCHI
cozuchi
4~10%新規ファンドや募集口数が多い
短期運用型と中長期運用型に分けてファンドを公開
CREAL(クリアル)
creal
2.4~6%東証グロース市場に上場している
ほぼ毎月新規ファンドを公開
利回り不動産
rimawari
5.2~12%独自のポイント制度「ワイズコイン」を導入
マスターリース契約で空室リスクを回避
利回りくん
rimawarikun
4~5%ほぼ毎月新規ファンドを公開
寄付型のプロジェクトもある
Rimple(リンプル)
rimple
2.7%東証プライム上場グループ企業が運営
他社サービスのポイントを変換して投資可能
不動産BANK
bank
6%公式LINEで新規ファンドの募集開始を通知
短期運用のファンドが多い
ASSECLI(アセクリ)
assecli
6~7%1年未満の短期運用が多い
投資対象物件や周辺環境の情報が細かく確認できる
GALA FUNDING(ガーラファンディング)
gala
3%居住物件の入居率は99%
平均30%の劣後出資をしている
ちょこっと不動産
chokotto
3.9%30%以上の劣後出資をしている
1年未満の短期投資が多い
みらファン
mirafan
5.5~8%SDGsの観点から地域に根付いたファンドを公開
最大20%の劣後出資
FUNDROP(ファンドロップ)
fundrop
4~8%居住用賃貸住宅を中心に運用
リスクリターンのバランスが良い
TECROWD(テクラウド)
tecrowd
10.8%海外の不動産に投資できる
1口10万円から投資可能
T’s Funding(ティーズファンディング)
ts
4~5%ほぼ毎月新規ファンドを公開
1口10万円から投資可能
GOLD CROWD(ゴールドクラウド)
goldcrowd
5~8%介護施設を中心にファンドを公開
再投資制度で同条件の物件へ常に出資可能
TSON FUNDING(ティーソンファンディング)
tson
5.5~6%独自の不動産AIを導入
任意組合型で不動産の所有権が得られる
FC FUNDING(エフシーファンディング)
fc
2~10%運営元が東証スタンダード市場に上場している
ファンドにより利回りや運用期間が幅広い
PARTNERS Funding(パートナーズファンディング)
partners
8~15%運用期間3カ月のファンドが多い
劣後出資30%のファンドが多数ある
B-Den(ビデン)
bden
2~5%運営元が東証スタンダード市場に上場している
首都圏を中心とした不動産運用

上記の中でも、特に「COZUCHI」はおすすめの不動産クラウドファンディングです。

COZUCHIは、1万円から気軽に投資できる不動産クラウドファンディングで、これまで109件のファンドを開き、累計約825億円を集めて運用しています。

そのうえで、COZUCHIは過去1度も元本割れしていないため、確度の高い不動産クラウドファンディングを求める方に最適です。※2024年11月末時点

また、COZUCHIでは最大60%の劣後出資をしており、不動産クラウドファンディングでは珍しく、運用期間中の中途解約もできるのです。

そのため、これから不動産クラウドファンディングを始める方の中で、できるだけリスクを抑えた確度の高い不動産投資をしたい方にこそ、COZUCHIはおすすめでしょう。

不動産クラウドファンディングをやってみた投資家の口コミ評判を知りたい方は下記の記事も参考にしてください。

不動産クラウドファンディング18選を徹底比較解説

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ここからは、一覧表でご紹介したおすすめの不動産クラウドファンディング18選を、1つずつ詳しく解説します。

比較ポイントの項目で解説した点を意識しながら、自身の投資目的と照らし合わせて、最適な不動産クラウドファンディングを見つけましょう。

COZUCHI

cozuchi
会社名LAETOLI株式会社
設立日1999年
資本金1億円
住所〒107-0061 東京都港区北青山二丁目5番8号 青山OM-SQUARE4階
連絡先電話:050-1722-7302

COZUCHIは、2019年に設立したLAETOLI株式会社が開始する不動産クラウドファンディングで、都心の一等地などを中心に投資ができます。

COZUCHIは、短期運用型と中長期運用型に分けてファンドを公開しており、それぞれ以下のような特徴があります。

運用タイプ運用期間利益タイプ最低投資額換金手数料
短期運用型3カ月~3年前後主に売却益1万円~3.3~5.5%
中長期運用型3~10年前後売却益+毎月の分配金10万円~無料

短期運用型のファンドでは、短い期間で10%を超える想定利回りが期待でき、中長期運用型では、4%前後の利回りが多く見られます。

また、COZUCHIは新規ファンドや募集口数も多いため、投資機会が多い点も魅力でしょう。

一方で、COZUCHIはこれまで109件のファンドを開き、累計約825億円の投資額を集めて不動産運用していますが、過去1度も元本割れしていません。※2024年11月末時点

加えて、COZUCHIは最大60%の劣後出資をしており、運用期間中の中途解約もできるため、初めて投資する方にもおすすめな不動産クラウドファンディングでしょう。

COZUCHIの口コミ評判をもっと詳しく知りたい方は下記の記事も参考にしてください。

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※期間:2月4日~28日

CREAL(クリアル)

creal
会社名クリアル株式会社
設立日2011年
資本金1,245,424,950円(2024年3月現在)
住所〒105-0004東京都港区新橋2ー12ー11 新橋27MTビル 8F
連絡先電話:03-6478-8565

CREAL(クリアル)は、2011年に設立したクリアル株式会社が運営する、不動産クラウドファンディングです。

2022年4月に東証グロース市場に上場しており、ほぼ毎月新規ファンドが公開されているため、多くの投資家に出資チャンスがあります。

また、CREALはマスターリース契約により、空室リスクを回避しているため、運用期間中は安定した分配金が期待できます。

さらに、CREALでは全てのファンドに対して、約20%の劣後出資をしているため、万が一元本割れしたとしても、投資家のリスクは最小限に抑えられるのです。

投資を通してVポイントやPontaポイントなども貯まるため、出資金も含め最適化したい方にも、CREALはおすすめな不動産クラウドファンディングでしょう。

CREAL(クリアル)の口コミ評判をもっと詳しく知りたい方は下記の記事も参考にしてください。

利回り不動産

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会社名株式会社ワイズホールディングス
設立日2014年
資本金1億円
住所〒105-0001 東京都港区虎ノ門4丁目3番1号 城山トラストタワー33階
連絡先電話:03-5843-8874

利回り不動産は、2014年に設立した株式会社ワイズホールディングスが運営する、不動産クラウドファンディングです。

1万円から気軽に出資できる点に加え、新規登録やファンドへの出資によって貯まる独自ポイント、「ワイズコイン」が利回り不動産の大きな特徴でしょう。

ワイズコインは、1コイン1円として換算され、各ファンドへの再投資はもちろん、運用期間後は現金化も可能です。

また、ワイズコインはAmazonギフト券との交換も可能であり、投資フロー全てを最適化できるとして、多くの投資家が利用しています。

また、利回り不動産は募集口数が比較的多く、マスターリース契約により空室リスクを回避しています。

そのため、ワイズコイン制度に魅力を感じる方、運用期間中の安定した分配金を求める方には、利回り不動産がおすすめでしょう。

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WC(ワイズコイン)とは?

【ワイズコインとは?】
利回り不動産独自のポイントシステムです。
利回り不動産の投資に1WC=1円でご利用いただけるほか、1WC=0.5円でAmazonギフトカードへの交換も可能です。
※Amazonギフトカードへの交換は、2,000WCから可能で、1,000WC単位となります。

利回り不動産の評判や口コミについては以下の記事を参考にしてください。

【田舎暮らし物件.com】田舎暮らし...
利回り不動産の評判は?口コミからわかるメリットとデメリットも徹底解説! 「利回り不動産の口コミ評判は怪しくない?」「利回り不動産は安全かな?」 近年、不動産投資の新しい選択肢として注

利回りくん

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会社名株式会社シーラ
設立日2010年
資本金446,522,660円
住所東京都渋谷区広尾1-1-39 恵比寿プライムスクエア7F
連絡先電話:03-4560-0650

利回りくんは、2010年に設立した株式会社シーラが運営する、不動産クラウドファンディングです。

1口あたり1万円から投資でき、ほぼ毎月新規ファンドが公開されるうえ、募集口数も多いため投資チャンスには困りません。

また、利回りくんでは一般的な分配金を得るファンドだけでなく、返礼品がリターンとなる、寄付型のプロジェクトもあります。

社会福祉施設などをはじめ、開発型のプロジェクトもあるため、不動産投資を通して社会貢献できる点も、利回りくんの魅力です。

劣後出資は5%前後とやや比率は少ないですが、平均4~5%前後の想定利回りを設定しているファンドが多いため、安定した分配金が期待できるでしょう。

出資やログインで楽天ポイントが貯まる

一方で、利回りくんでは各ファンドへの投資やログインなどにより、楽天ポイントが貯まる制度が導入されています。

さらに、獲得した楽天ポイントは、各ファンドへの投資で使える「利回りくんコイン(1コイン=1円)」への変換も可能です。

そのため、日ごろ楽天サービスを使っている方ほど、利回りくんの不動産クラウドファンディングはおすすめでしょう。

Rimple(リンプル)

rimple
会社名プロパティエージェント株式会社
設立日2004年
資本金6億1,873万円
住所〒163-1341 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー41F
連絡先電話:0120-764-043

Rimple(リンプル)は、2004年に設立した東証プライム上場グループ企業「プロパティエージェント株式会社」が運営する、不動産クラウドファンディングです。

新規ファンドの募集は安定しており、1万円からの少額投資もできるため、初めての不動産クラウドファンディングとしても最適です。

また、Rimpleでは他社サービスのポイントを、「リアルエステートコイン(1コイン=1円)」に変換したうえで、各ファンドへの再投資ができます。

そのため、日常的にポイ活している方であれば、よりお得にRimpleを利用できるでしょう。

一方で、Rimpleの優先劣後の比率は投資家が70%の優先出資、Rimple側が30%の劣後出資であり、不動産クラウドファンディングの中でも、高水準な割合となっています。

想定利回りが平均より低いファンドもありますが、リスクを抑えた堅実な出資をしたい方にも、Rimpleはおすすめな不動産クラウドファンディングでしょう。

不動産BANK

bank
会社名株式会社ファミリーコーポレーション
設立日2011年
資本金1億円
住所〒104-0061 東京都中央区銀座6-10-1GINZA SIX 11F
連絡先電話:03-6228-5861

不動産BANKは、中古アパート販売実績のある株式会社ファミリーコーポレーションが運営する、不動産クラウドファンディングです。

1口1万円から気軽に出資可能で、公式LINEより新規ファンドの募集開始が通知されるため、投資機会を逃すことはありません。

また、平均想定利回りが6%以上と、一般的な不動産クラウドファンディングよりも、不動産BANKは水準が高いです。

劣後出資は7%前後とやや抑えめですが、1年以内のファンドが多数あるため、短期間で高利回りな不動産クラウドファンディングをしたい方は、不動産BANKがおすすめでしょう。

ASSECLI(アセクリ)

assecli
会社名株式会社エボルゾーン
設立日2011年
資本金1億円
住所〒107-0061 東京都港区北青山3-2-5
NH青山ビル4階
連絡先電話:0120-802-819

ASSECLI(アセクリ)は、設立以来1,000件以上にも及ぶ一棟収益不動産の取引実績を持つ、株式会社エボルゾーンが運営する不動産クラウドファンディングです。

ASSECLIは、年間の新規ファンド数は少なめですが、1口1万円から気軽に出資可能です。

豊富な取引実績を基に、投資対象物件や周辺環境の情報が細かく確認できるため、初めて不動産クラウドファンディングをする方でも、安心して出資できます。

また、ASSECLIは1年未満の短い運用期間の募集が多く、想定利回り6%以上のファンドも多数あります。

劣後出資は5%や10%と、不動産クラウドファンディングの平均よりは低めですが、短期間で高リターンな投資をしたい方に、ASSECLIはおすすめでしょう。

GALA FUNDING(ガーラファンディング)

gala
会社名株式会社FJネクストホールディングス
設立日1980年
資本金27億7,440万円
住所〒163-1310 東京都新宿区西新宿六丁目5番1号 新宿アイランドタワー
連絡先電話:03-6733-1111

GALA FUNDING(ガーラファンディング)は、東証プライム市場に上場する株式会社FJネクストホールディングスが運営する、不動産クラウドファンディングです。

GALA FUNDINGでは、1口1万円から出資可能で、居住物件の入居率は99%を誇ります。

40年以上のノウハウから厳選された不動産に対して投資できるため、安定した分配金が期待できます。

また、GALA FUNDINGでは約30%の劣後出資をしているため、他の不動産クラウドファンディングよりも、リスクの低い投資が可能です。

劣後出資の比率が高い分、運用期間が1年未満と短いながら、想定利回りは3%前後と控えめではありますが、堅実な投資をしたい方にこそGALA FUNDINGはおすすめでしょう。

ちょこっと不動産

chokotto
会社名株式会社 良栄
設立日1991年
資本金3億8,982万円
住所〒160-0023 東京都新宿区西新宿6丁目14-1 新宿グリーンタワービル22F
連絡先電話:03-6908-8135

ちょこっと不動産は、1991年に設立した株式会社良栄が運営する、不動産クラウドファンディングです。

新規ファンドや募集口数はやや少なめですが、ちょこっと不動産では1口1万円から気軽に出資可能なため、初めての不動産クラウドファンディングにピッタリです。

また、ちょこっと不動産は30%以上の劣後出資をしているため、元本割れのリスクを最小限に抑えたい投資家にとっても、最適な環境と言えます。

一方で、劣後出資の比率が高い分、6か月~1年未満の短期運用ながら、想定利回りが3.9%前後とやや低めな点は抑えておきましょう。

とはいえ、手堅い不動産クラウドファンディングが可能なため、新規ファンドが公開された際は、1度検討してみてください。

みらファン

mirafan
会社名株式会社みらいアセット
設立日2004年
資本金1億円
住所愛知県名古屋市西区牛島町6番1号 名古屋ルーセントタワー5F
連絡先電話:052-898-4701

みらファンは、物件の売買賃貸コンサルティングや運用など、様々な不動産サービスに精通した、株式会社みらいアセットが運営する不動産クラウドファンディングです。

みらファンでは、1口1万円から気軽に出資可能で、SDGsの観点から地域に根付いた不動産投資クラウドファンディングができます。

また、みらファンでは1年未満の短期運用型が多いですが、最大20%の劣後出資をしているため、運用期間が短いながらリスクの低い投資ができるのです。

新規ファンドはやや少ないですが、想定利回りも5.5~8%前後と申し分ないため、比較的短期間で手早く資産を増やしたい方に、みらファンはおすすめでしょう。

FUNDROP(ファンドロップ)

fundrop
会社名ONE DROP INVESTMENT 株式会社
設立日2013年
資本金1億円
住所東京都港区六本木1-6-1泉ガーデンタワー37階
連絡先電話:03-6441-3086

FUNDROP(ファンドロップ)は、2013年に設立したONE DROP INVESTMENT株式会社が運営する、不動産クラウドファンディングです。

年間の新規ファンド数はやや少ないですが、1万円からの少額投資が可能で募集口数も十分確保されているため、投資機会は十分にあります。

また、商業施設やオフィスに比べて、景気の影響を受けにくい居住用賃貸住宅を中心に運用しているため、FUNDROPでは安定したインカムゲインが期待できます。

一方で、公開されているファンドは1年未満の運用期間が多く、想定利回りは4~8%と、不動産クラウドファンディングの中ではやや高めです。

20%以上の劣後出資をしているファンドも多数あるため、リスクとリターンのバランスが取れた不動産クラウドファンディングを探している方に、FUNDROPはおすすめでしょう。

TECROWD(テクラウド)

tecrowd
会社名TECRA株式会社
設立日2001年
資本金1億5,660万円
住所〒220-6004神奈川県横浜市西区みなとみらい2丁目3-1
クイーンズタワーA
連絡先電話:045-663-7787

TECROWD(テクラウド)は、2001年に設立したTECRA株式会社が運営する、海外に投資できる不動産クラウドファンディングです。

1口10万円と他の不動産クラウドファンディングと比べると、高額出資が必要となりますが、毎月1~2件程度新規ファンドが公開されており、十分な投資機会が確保されています。

また、TECROWDでは償還済みファンドの平均利回りが10.8%と、他と比べて高水準な利回りを誇っている点も、魅力の1つでしょう。

低リスク高リターンな投資が期待できる

TECROWDは、マスターリース契約により対象物件を運用するため、空室リスクの心配はなく、安定した分配金が期待できます。

TECROWDは、配当遅延や元本割れを1度もしておらず、海外投資が可能ながら円建てで運用しているため、為替の影響も受けません。

劣後出資の比率がやや低いファンドもありますが、高リターンな不動産クラウドファンディングを求める方は、TECROWDがおすすめでしょう。

TECROWDの評判についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

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テクラウドの評判口コミは怪しい?元本割れはある?メリットデメリットも紹介【2025年最新】 この記事では、テクラウド(TECROWD)の不動産投資をやってみた投資家の評判、口コミをご紹介します。 テクラウド(TECROWD)の評判から見たメリットやデメリット、どのような...

T’s Funding(ティーズファンディング)

ts
会社名タマキホーム株式会社
設立日1998年
資本金1億円
住所〒900-0025 沖縄県那覇市壺川一丁目12番地8
連絡先電話:098-831-9285

T’s Funding(ティーズファンディング)は、1998年に設立したタマキホーム株式会社が運営する、不動産クラウドファンディングです。

T’s Fundingでは、ほぼ毎月新規ファンドが1つ公開されていますが、1口10万円から参加可能です。

また、T’s Fundingでは、3~6か月前後の短期運用が多く、想定利回りは4~5%程となっています。

中には想定利回り10%を超えるファンドもあるため、短期間で高リターンを求める方にとって、T’s Fundingは最適な環境と言えます。

ちなみに、劣後出資が40%以上のファンドも多数公開しているため、リスクを抑えつつも、高利回りな不動産クラウドファンディングを求める方にも、T’s Fundingと相性が良いでしょう。

GOLD CROWD(ゴールドクラウド)

goldcrowd
会社名ゴールドトラスト株式会社
設立日2006年
資本金1億円
住所愛知県名古屋市中村区名駅3丁目11-22 IT名駅ビル5階
連絡先電話:052-588-2020

GOLD CROWD(ゴールドクラウド)は、2006年に設立したゴールドトラスト株式会社が運営する、不動産クラウドファンディングです。

GOLD CROWDは、介護施設を中心に不動産運用を行っていますが、およそ2か月に1回ペースで新規ファンドが公開されています。

1口1万円の少額から出資可能で、運用期間が1年のファンドが多い印象です。

一方で、GOLD CROWDの各ファンドでは、想定利回りは5~8%前後を提示しており、比較的高めな水準と言えます。

GOLD CROWDでは、同じ不動産に対して同条件で追加出資をする再投資ファンドもあるため、変わらない安定感のあるファンドへ投資したい方は、GOLD CROWDを検討してみてください。

TSON FUNDING(ティーソンファンディング)

tson
会社名株式会社TSON
設立日2008年
資本金1億円
住所〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅三丁目22番8号大東海ビル2階
連絡先電話:0120-527-038

TSON FUNDING(ティーソンファンディング)は、独自の不動産AIを導入し、データ分析にも長けた株式会社TSONが運営する、不動産クラウドファンディングです。

TSON FUNDINGでは、6か月~1年前後の運用期間を設ける匿名組合型ファンドと、3年以上の中長期間で運用する任意組合型ファンドがあります。

一方で、任意組合型のファンドでは、不動産の所有者が各出資者(登記名義人はTSON FUNDINGの単独名義)であり、税区分が不動産所得となるため、一般的な不動産クラウドファンディングよりも節税効果が期待できるでしょう。

運用期間終了後に代替ファンドを提案してくれる

TSON FUNDINGでは、匿名組合型ファンドにおいて運用期間終了後にすぐ代替ファンドを提案してくれるため、TSON FUNDINGであれば絶え間なく資産運用ができます。

いずれのファンドも募集口数はやや少なめですが、1口10万円から投資可能であり、想定利回りは5.5~6%前後を推移しています。

TSON FUNDINGの劣後出資は10%以上が多く、全期間家賃保証が付くファンドもあるため、安定したインカムゲインが期待できるでしょう。

FC FUNDING(エフシーファンディング)

fc
会社名株式会社ファンドクリエーション
設立日2009年
資本金11億8,000万円
住所〒102-0083 東京都千代田区麹町一丁目4番地半蔵門ファーストビル5F
連絡先電話:03-5212-5212

FC FUNDING(エフシーファンディング)は、東証スタンダード市場に上場した株式会社ファンドクリエーションが運営する、不動産クラウドファンディングです。

新規ファンドの募集が少なく、数ヵ月に1度ペースではありますが、FC FUNDINGでは1口1万円の少額投資ができます。

また、FC FUNDINGでは4~10か月前後の短期運用が多く、想定利回りは4~5%前後となっていますが、中には2%や10%のファンドもあります。

劣後出資においても、1~30%とファンドによりかなり幅広く設定されているため、リスクリターンのバランスは、投資家自身で見極める必要があるでしょう。

やや玄人向けな印象を受けますが、FC FUNDINGは個人投資家からの累計投資額が1,700億円を突破しているため、ファンドを見極めたうえで検討してみてください。

PARTNERS Funding(パートナーズファンディング)

partners
会社名株式会社パートナーズ
設立日2011年
資本金1億円
住所〒108-0075 東京都港区港南2丁目16-4品川グランドセントラルタワー17階
連絡先電話:03-5488-8770

PARTNERS Funding(パートナーズファンディング)は、2011年に設立した株式会社パートナーズが運営する、不動産クラウドファンディングです。

新規ファンドの募集が数ヵ月に1度と少ないですが、PARTNERS Fundingでは1口1万円の少額投資が可能です。

運用期間は3カ月のファンドが多く、想定利回りは8~15%と非常に高水準となっています。

また、短期間かつ高利回りでは、通常劣後出資が少ない傾向がありますが、PARTNERS Fundingでは劣後出資30%のファンドも多くあります。

投資機会は少ないですが、低リスクかつ高利回りな運用ができるため、チャンスがあればPARTNERS Fundingへの出資を検討してみると良いでしょう。

B-Den(ビデン)

bden
会社名株式会社ビーロット
設立日2008年
資本金1,992,532,283円
住所〒105-0004 東​京​都​港​区​新​橋​1-11​-​7 新橋センタープレイス10F
連絡先電話:03-6891-2525

B-Den(ビデン)は、東証スタンダード市場に上場している株式会社ビーロットが運営する、不動産クラウドファンディングです。
B-Denでは、1口10万円から出資が可能ですが新規ファンドが数ヵ月に1度ペースなため、投資機会はやや少なめと言えます。

運用期間は3~10か月前後と比較的短めで、想定利回りは2~5%とファンドによっては、不動産クラウドファンディングの平均を、やや下回ります。

一方で、B-Denの運営会社が上場しているため信頼度は高く、首都圏を中心とした不動産運用により、安定した分配金が期待できるでしょう。

そのため、低リスクで堅実な不動産クラウドファンディングを求める方は、B-Denを検討してみてください。

おすすめ不動産クラウドファンディング利回り比較

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前項でご紹介した、おすすめの不動産クラウドファンディングの中でも、特に想定利回りの高いサービス10選を、表にまとめましたので比較してみましょう。

サービス名想定利回り
PARTNERS Funding(パートナーズファンディング)
partners
8~15%
利回り不動産
rimawari
5.2~12%
COZUCHI
cozuchi
4~10%
TECROWD(テクラウド)
tecrowd
10.8%
FC FUNDING(エフシーファンディング)
fc
2~10%
みらファン
mirafan
5.5~8%
GOLD CROWD(ゴールドクラウド)
goldcrowd
5~8%
FUNDROP(ファンドロップ)
fundrop
4~8%
ASSECLI(アセクリ)
assecli
6~7%

上記の通り、今回ご紹介した不動産クラウドファンディングの中では、「PARTNERS Funding(パートナーズファンディング)」が最も高い想定利回りでした。

PARTNERS Fundingは、新規ファンドの公開が数ヵ月に1度と少ないものの、想定利回り15%にも及ぶ高水準なファンドもあります。

今回調べた限りでは、抑えめに設定されたファンドでも想定利回り8%となっているため、全体的に不動産クラウドファンディングの平均を超えています。

商業施設や百貨店、最寄り駅や公園など周辺情報も充実しているため、初めて不動産クラウドファンディングを行う方でも安心です。

また、30%の劣後出資を行うファンドも多数あるため、高利回りかつリスクを抑えた短期投資をしたい方にも、PARTNERS Fundingが最も適しているでしょう。

不動産クラウドファンディングの仕組み

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不動産クラウドファンディングは、多数の投資家から資金を集め、運営事業者が不動産を運用したうえで、各投資家に運用益から分配金を支払う仕組みです。

現物不動産投資の場合は、投資家個人が全ての資金を出資したうえで、投資家自身が不動産のオーナーとなります。

しかし、不動産クラウドファンディングの場合は、投資家個人はあくまで共同出資者の1人であり、不動産の所有権は資金を集めた運営事業者にあります。

そのため、1人当たりの出資額は少額から気軽に可能であり、不動産のオーナーではないため、現物不動産のような管理コストが不要であるとして、近年注目度を高めているのでしょう。

不動産クラウドファンディングと他の投資方法を比較

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この項目では、不動産クラウドファンディングと現物不動産やREIT(リート)など、他の投資方法を比較していきます。

いずれも、不動産クラウドファンディングとは異なる特徴を持つため、自身の投資目的と照らし合わせてみると、最適な投資方法が見つかるでしょう。

不動産クラウドファンディングと他の投資方法を比較

現物不動産との違い

不動産クラウドファンディングと現物不動産の違いは、やはり運用年数と投資物件の所有者でしょう。

現物不動産は、多くの場合金融機関による融資を受け、35年ローンなどを組み長期運用します。

そのうえで、ローンの返済期間中は得られる家賃収入と相殺しながら、完済後に安定したインカムゲインが期待できます。

また、投資対象の物件所有者が投資家本人に残るため、不動産そのものが1つの資産となる点も大きな違いです。

投資物件を担保にレバレッジの効いた投資ができるため、不動産クラウドファンディングよりも大きな利益が期待できます。

一方で、現物不動産は数千万規模の資金が必要となるため、不動産クラウドファンディングのように気軽な投資は難しいでしょう。

ソーシャルレンディングとの違い

不動産クラウドファンディングとソーシャルレンディングは、共に資金を出資する投資方法ですが、出資先が異なります。

不動産クラウドファンディングは、承知の通り不動産運用を目的に出資しますが、ソーシャルレンディングは、企業やプロジェクト単位に出資します。

つまり、ソーシャルレンディングは、1人の融資者として企業やプロジェクトに出資したうえで、元本に対する利息で年利およそ5~10%程度の利益を期待できる仕組みです。

一方で、不動産クラウドファンディングと同様に、借り手の破綻により元本割れリスクや、期間中の中途解約が出来ない点には注意しましょう。

REIT(リート)との違い

不動産クラウドファンディングとREIT(リート)は、複数の投資家から資金を集めたうえで、第三者が不動産を購入し家賃収入、売却益を基に配当を分配します。

一方で、REITは持分(投資口)が証券取引所に上場しているため、株式と同じように自由な売買が可能です。

株式と同様に、不動産業界や社会情勢などの影響を受けやすい点には注意が必要ですが、REITは不動産クラウドファンディングより流動性が高いため、数日あれば現金化できます。

また、不動産クラウドファンディングは、プロジェクト(運用不動産)単位で出資できますが、REITはあくまで不動産を運用する企業に対して出資する点も違いの1つでしょう。

不動産クラウドファンディングのメリット

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この項目では、不動産クラウドファンディングのメリットを、改めてご紹介します。

不動産クラウドファンディングは、比較的利回りの高い不動産投資を、少額から気軽に始められるうえ、管理コストが不要である点から多くの投資家が利用しています。

以下のメリットを確認しておけば、不動産クラウドファンディングの優れている点が理解でき、運用プランも立てやすくなるためぜひ参考にしてください。

少額から不動産投資が可能

不動産クラウドファンディングは、現物不動産投資などと比較して、少額から気軽に始められるメリットがあります。

現物不動産投資の場合、金融機関からの融資を受けたうえで、数千万円規模の資金が必要となります。

初期費用で数百万円必要なケースもありますが、不動産クラウドファンディングでは、1万円から不動産投資を始められるのです。

また、複数のファンドに参加することで、簡単に分散投資できる点も、不動産クラウドファンディングの大きなメリットでしょう。

比較的利回りが高い

不動産クラウドファンディングは、比較的高い利回りが魅力の1つです。

不動産クラウドファンディングをはじめ、現物不動産やREIT(リート)、株式や債券など様々な投資方法がありますが、それぞれ想定利回りは以下の通りです。

  • 不動産クラウドファンディング:3~5%
  • REIT(リート):3~5%
  • 現物不動産:3~8%
  • 債券:1~3%
  • 株(スタンダード全銘柄):約2.5%
  • 株(グロース全銘柄):約0.7%

上記の通り、不動産クラウドファンディングは想定利回り3~5%であり、リスクとのバランスを考えると、高めな水準と言えます。

また、不動産クラウドファンディングはキャピタルゲインを狙う短期投資型であれば、想定利回り10%を超えるファンドも多くあります。

そのため、利回りの高さで投資手段を検討したい方にも、不動産クラウドファンディングはおすすめでしょう。

優先劣後方式により投資家の損益リスクが少ない

不動産クラウドファンディングは、優先劣後方式の採用により、投資家の損益リスクが最小限に抑えられています。

優先劣後方式とは、運用期間終了時に損益が発生していた場合、運営事業者側の出資金(劣後出資)から補填する仕組みです。

つまり、万が一元本割れが発生した場合でも、まずは運営事業者側の劣後出資から補填されるため、投資家に損益が発生するリスクを最小限に抑えてくれているのです。

優先劣後の比率が高いファンドを選べば、それだけリスクを抑えて投資できるため、確度の高い不動産投資を求める方にも、不動産クラウドファンディングはおすすめでしょう。

物件管理や賃貸管理の手間がかからない

不動産クラウドファンディングにおいて、投資家はあくまで出資者であるため、物件管理や賃貸管理などの手間はかかりません。

現物不動産投資の場合、投資家自身が不動産のオーナーとなるため、以下のような管理コストが発生します。

  • 新規入居者の募集
  • 新規入居者の審査
  • 家賃の集金
  • 物件の修繕
  • 入居者とのトラブル対応

しかし、不動産クラウドファンディングの場合、投資家はあくまで出資者であり、運営事業者がオーナーとなります。

つまり、投資家は出資さえすれば、上記のような管理コストは一切発生せず、放置しているだけで分配金が得られるのです。

そのため、不動産投資と聞いて運営が面倒と感じている方にこそ、不動産クラウドファンディングは最適でしょう。

中期的に安定した分配金が得られる

不動産クラウドファンディングは、中長期的に安定した分配金が期待できます。

現物不動産投資の場合、多くの投資家は金融機関の融資を受け、35年ローンなどを組み不動産を購入して、家賃収入によるインカムゲインを狙います。

一方で、不動産クラウドファンディングの場合は、2~3年の運用期間を設定しているファンドが多くあり、現物不動産よりも短い中期間でのインカムゲインが期待できるのです。

中には、10年以上の運用期間を設ける不動産クラウドファンディングもありますが、いずれにしろ、中長期的な期間にて安定したインカムゲインが期待できます。

また、不動産クラウドファンディングの中には、数ヵ月の運用期間にてキャピタルゲインを狙うファンドもあります。

数ヵ月のファンドでは、利回りの上振れにより値上がり益も期待できるため、幅広い運用スタイルで投資できる点も、不動産クラウドファンディングのメリットでしょう。

不動産クラウドファンディングのデメリット

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この項目では、不動産クラウドファンディングのデメリットをご紹介します。

不動産クラウドファンディングは、手軽さから多くの投資家が利用していますが、元本保証が無い点、レバレッジを効かせられない点などから、一部の投資家は「不動産クラウドファンディングはやめとけ」「不動産クラウドファンディングは儲からない」などの批判的な意見を持っています。

そのため、良い点だけでなく以下のデメリットも把握したうえで、不動産クラウドファンディングを始めるか検討すると良いでしょう。

元本保証はされていない

不動産クラウドファンディングは、REIT(リート)やソーシャルレンディングのように、元本保証がありません。

そのため、運用期間終了後に損益が発生している場合、元本全額や一部が減少してしまう可能性があります。

一方で、不動産クラウドファンディングでは、元本割れのリスクを最小限に抑えるため、事業者側の出資金から先に補填する、優先劣後方式を採用しています。

確かに元本割れリスクはありますが、優先劣後方式により投資家のリスクは抑えられているうえ、元本割れを過去1度も起こしていないサービスも多数あるのです。

過度に元本割れを恐れる必要はありませんが、不動産クラウドファンディングの1つのリスクとして、念頭に置いておきましょう。

中途解約ができない

不動産クラウドファンディングでは、運用期間中の中途解約ができません。

例えば、不動産クラウドファンディングに参加した後、日常生活において急に出資した資金が必要になったとしても、運用期間中に返金されません。

COZUCHIのように、手数料を支払えば中途解約できるサービスも一部ありますが、基本的には出来ない仕様です。

そのため、不動産クラウドファンディングは、生活に支障をきたさない範囲で、ファンドに参加すると良いでしょう。

レバレッジの効いた投資ができない

不動産クラウドファンディングは、現物不動産投資のようなレバレッジの効いた投資はできません。

現物不動産投資の場合、金融機関により融資を受けて、本来の資金力以上の運用益が期待できます。

しかし、不動産クラウドファンディングの場合、投資対象の所有権が投資家にないため、担保にはならず金融機関の融資が受けられないケースが多いです。

また、不動産クラウドファンディングの各ファンドには投資上限が設けられているため、そもそも高額出資には不向きな仕組みです。

そのため、レバレッジの効いた投資を求めている場合、不動産クラウドファンディングとは相性が悪いでしょう。

手数料が発生する

不動産クラウドファンディングでは、サービス利用料や入出金時に手数料が発生する場合があります。

不動産クラウドファンディングに限らず、1%単位の利回りが重要となる投資において、手数料が多いと厳しい支出となります。

特に、不動産クラウドファンディングの場合は、少額から始められる点から多くの投資家が利用しているため、入出金手数料が高いとほぼ利益が残らない可能性もあるのです。

そのため、不動産クラウドファンディングを利用する際は、できるだけ手数料の低いサービスを選ぶよう注意しましょう。

不動産クラウドファンディングの始め方

ここからは、不動産クラウドファンディングの始め方を、分かりやすくステップ解説していきます。

今回は、人気の高い不動産クラウドファンディングである、CREAL(クリアル)を活用して解説しますが、基本的な流れは多くのサービスが共通しています。

そのため、不動産クラウドファンディングを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

STEP
公式サイトにアクセスして会員登録する
signup

CREAL(クリアル)にて、不動産クラウドファンディングを行うには、まず会員登録を行います。

公式サイトにアクセスして、画面上の「投資家登録はこちら」のボタンを押すと、会員登録フォームにアクセスできます。

STEP
「メールアドレス」と「パスワード」を入力する
signup2

CREAL(クリアル)の登録フォームを開いたら、「メールアドレス」と「パスワード」を入力していきます。

「個人情報保護方針」を確認した後、画面下部の「同意してアカウントを登録する」を押すと、登録メールアドレスに確認メールが届くため、承認しましょう。

これで、CREAL(クリアル)の会員登録は完了です。

STEP
再ログインして個人情報を入力

CREAL(クリアル)の会員登録が完了した後は、改めてログインを行い、以下の個人データを入力していきます。

  • 氏名
  • 性別
  • 生年月日
  • 住所
  • 電話番号
  • 職業
  • 年収
  • 資産
  • 収入源
  • 資金の種類
  • 投資の経験(任意)
STEP
本人確認を行う

次に、CREAL(クリアル)にて不動産クラウドファンディングを始めるために、本人確認を行います。

本人確認はスマホと郵便受け取りのいずれかで可能ですが、スマホの場合は最短翌営業日に手続きが完了するため、速やかに完了させたい方におすすめです。

そのうえで、スマホから本人確認を行う場合は、以下のいずれか1つを提出しましょう。

  • 運転免許証
  • 個人番号カード
  • 在留カード

郵便受け取りを選択した場合は、以下の本人確認書類をそれぞれから1つずつ必要です。

【本人確認書類1】

  • 運転免許証
  • 個人番号カード
  • パスポート
  • 住民基本台帳カード
  • 在留カードなど

【本人確認書類2】

  • 健康保険証
  • 特別永住者証明書
  • 公共料金
  • 住民票の写し
  • 国民年金手帳など

本人確認方法により必要な本人確認書類が異なるため、スムーズに不動産クラウドファンディングを始めるためにも、確認しながら事前に用意しておきましょう。

STEP
出資したいファンドを見つける

CREAL(クリアル)の本人確認が完了したら、投資したいファンドを探して出資します。

ファンド一覧を確認して「100%」になっていないファンドであれば、どれでもすぐに出資可能です。

ちなみに、安定したインカムゲインを狙う場合は想定利回りや運用期間、短期的なキャピタルゲインを狙う場合は、利回りに加えて立地や不動産の規模など資産価値に重点を置くと良いでしょう。

STEP
投資額を入力して確定させる

CREAL(クリアル)で出資したいファンドを見つけた後は、投資条件の範囲内にて出資額を設定していきます。

一方で、CREALでは事前に指定口座へ入金した資金内でのみ、ファンドに出資できるため、事前に出資金の入金は済ませておきましょう。

そのうえで、内容を確認して問題がなければ「投資申込」を押してください。

以上がCREALにおける、不動産クラウドファンディングの始め方と手順となります。

不動産クラウドファンディングを比較して少額投資を始めよう

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不動産クラウドファンディングは、多数のサービスがありますが、想定利回りや運用期間をはじめ、新規ファンドや募集口数の数など様々な比較ポイントがあります。

そのうえで、長期的に安定したインカムゲインを狙うのか、それとも短期間に多くのリターンが期待できる、キャピタルゲインを狙うのかによっても、選ぶべきファンドは異なるでしょう。

一方で、COZUCHIは短期運用型と中長期運用型と、投資目的に沿った異なる運用プランを用意しており、新規ファンドや募集口数も十分にあります。

また、過去に1度も元本割れしておらず、不動産クラウドファンディングでは珍しく、運用期間中の中途解約も可能です。

もちろん、1万円からの少額投資もできるため、これから不動産クラウドファンディングを始める方は、まずCOZUCHIを検討してみてはいかがでしょうか。

不動産クラウドファンディング比較に関するよくある質問

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不動産クラウドファンディングを比較する際の注意点は?

不動産クラウドファンディングを比較する際、運営事業者の信頼性や想定利回り、新規ファンドや募集口数の多さなどが重要となります。また、利回りや運用期間などだけで選ぶのではなく、優先劣後の比率や不動産の立地など、複数の視点で比較する点が重要となるでしょう。

不動産クラウドファンディングの「元本保証あり」は怪しい?

不動産クラウドファンディングは、株やREIT(リート)と同じく、基本的には元本保証のない投資商品です。大手不動産クラウドファンディングサービスでも、元本保証ではなく優先劣後方式によるリスク回避を提案しているため、「元本保証」と記載されている場合は慎重に運営元の信頼性を確かめると良いでしょう。

不動産クラウドファンディングに税金はかかる?確定申告は必要?

不動産クラウドファンディングの利益は雑所得となり、運営元により源泉徴収(20.42%)が引かれた状態で支払われます。また、不動産クラウドファンディングだけに限らず、年間の雑所得が20万円を超える場合は、確定申告が必要となるため注意しましょう。

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